体験談58|産んでくれてありがとう ― 6歳で見送った母との対話|魂蘇セラピー体験談

こんにちは。
魂蘇セラピー創始者の紫紋かつ恵です。

今日は、50歳の女性、Nさんの魂蘇セラピーのセッションをご紹介します。

テーマは、ずっと心のどこかにあった「満たされない」という感覚でした。

その奥にいたのは、「お母さん、どこにいるんだろう」と探しつづけていた、小さなNさん。
そして、亡くなった大切な方々との、あたたかな再会が待っていました。

目次

「大丈夫じゃないんですけど」という怒り

Nさんは、親友を見送られたばかりでした。

「寂しいけれど、まだ現実感がない」
話したいなと思ったときに、もういないのだと気づく。

6歳でお母様を、その後おばあ様も見送ってこられました。
「死は身近なもの」と思って生きてきたけれど、今回はいちばん近い方だった。

今はお父様の介護を、お姉様と分担しながら続けていらっしゃいます。

ずっと「心配をかけないように」「迷惑をかけないように」生きてこられた方です。

そんなNさんが、最近こうおっしゃるようになったそうです。

「Nちゃんは大丈夫だよね」って言われると、なぜか腹が立つんです。
大丈夫じゃないんですけど、って。

この怒りは、悪いものではありません。
ずっと我慢してきた小さなご自身が、やっと出してくれた、いい怒りです。

その声を手がかりに、内側へと入っていきました。

体をゆるめると出てきた「愛されたいな」

魂蘇セラピーは、ヒプノセラピー × オステオパシー整体(エアハート)× エネルギーヒーリングを組み合わせた、日本発祥の統合セラピーです。

この日は腰の痛みを抱えてのご来訪でしたので、座ったまま肩に触れるところから始め、腕、股関節、仙骨、そして最後に頭へと、順にゆるめていきました。

「満たされない」――その切ない感覚を、変えようとせず、そのまま感じていきます。

すると、出てきたのは、こんな言葉でした。

愛されたいな。

それを感じているのは、とても小さな頃のご自身でした。

「お母さん、どこにいるんだろう」
そう言いながら、暗いなかを探している。顔も、わからない。

小さなNさんと、一緒に探しにいく

目の前に現れた小さなNさんは、不思議そうな顔をしていました。

「何をしてほしい?」とたずねると、返ってきた答えは――

一緒に探して。

大人のNさんは「いいよ、いいよ」と手を取って、一緒に探しに出かけました。

そのうちに――探すことを忘れてしまうくらい、楽しくなっていったのです。

手をつないでいる大人の自分は、安心した顔をしている。
小さな自分が、可愛くてしょうがない。

「これからずっと一緒にいよう」
そう伝えると、ふたりはひとつになっていきました。

広がったエネルギーの色は、黄色、そして緑。
元気な色が、頭のてっぺんからつま先まで、細胞のひとつひとつに広がっていきます。

そのときの気持ちは――「平和」。

お母様との再会「産んでくれてありがとう」

続いて、お母様との対話の時間です。

はじめは黒っぽく見えていたお母様。
それでもまっすぐに見つめて、伝えたかったこと、聞きたかったことをお伝えしていきました。

  • 「幸せだったかな」「私を可愛く思ってくれていたかな」
  • 「どこか一緒に遊びに行きたかったな」「女同士の話もしたかったな」
  • お母様の意識に入って感じたのは――「膝枕をしてほしかった」。そして「申し訳ない」という思い

それでも最後には、こんな思いが交わされました。

産んでくれて、ありがとう。

黒っぽかったお母様の姿は、白くぼんやりとし、やがて綺麗な色をまとった、天使のような姿へと変わっていきました。

「ああっ」と、あっけらかんとした笑顔を見せてくださった――
それが、悩まれる前の、本当のお母様の姿だったのかもしれません。

おばあ様と、親友との時間

光の世界へ上がっていくと、美しい光の中におばあ様がいらっしゃいました。

お母様に会えたからでしょうか。笑っていらっしゃいます。

メッセージは「ありがとう」「おかげで楽しかったよ」。
おしゃれをしたい、そしてヤクルト。少し若いお姿でした。

そして、家系から受け継がれた言葉――「なんとでもなる」

先日見送られたばかりの親友の方は、光がすごくて、線香花火のようにパチパチと輝いていらっしゃいました。

一緒にお酒を飲んで、話をして、行きたかったお店を巡って。
「美味しいね」――満足そうな表情。

思い残しがあるような感じではなく、まっすぐに光の中にいらっしゃいました。

魂からのメッセージ「美しくやればいい」

最後に現れたのは、衣装をまとった、印象的な髪型の存在。
ずっとNさんを見守ってくれていた存在です。

そのメッセージは、ひとことでした。

美しくやればいい。

そして最後は、天からの美しい光に、すべてが包まれていきました。

セッションを終えて「膝枕」という言葉

印象的だったのは、「膝枕」という言葉が二度出てきたことでした。

他のお友達がしてもらっているのを見て、羨ましくてたまらなかった。
してもらう人がいない、甘えられない――そう思ってこられたのです。

「満たされない」の正体は、もっといい何かが足りないということではなく、触れられ、甘えるという体験そのものだったのかもしれません。

そして今、介護のお仕事で日々どなたかに触れていらっしゃるのは、ご自身が欲しかったものを、たくさんの方に手渡していらっしゃるということでもあります。

小さなNさんは、嘆き悲しむのではなく、「一緒に探して」と手を差し出し、そしてすぐに楽しくなってしまう子でした。
そのまっすぐさが、今のNさんの中にも生きています。

セッションのあとに、おすすめしたこと

  • 触れる時間を持つ/5〜10分ほどでオキシトシンが分泌されます。触れた側にも出ますが、ご自身が触れてもらう時間も、どうぞ
  • 「大丈夫じゃないよ」と言ってみる/せっかく出てきてくれた声です。言いやすい方に、少しずつ
  • 自然の中でぼーっとする/海、山、川。冷たい水に足をつける。銭湯も
  • 描いてみる/上手に描こうとせず、誰に見せるでもなく。感じたものを外に出す場所があると、内側がずいぶん楽になります
  • 「なんとでもなる」/迷ったときに、この言葉を思い出してください。ご家系から受け継がれた言葉です

大切な人を見送ったあとの心に

大切な方を見送ったあと、涙が出ないこともあります。
実感がわかないまま、日常が進んでいくこともあります。

それは、心がご自分を守っているからです。

魂蘇セラピーでは、こんな方がいらっしゃいます。

  • 亡くなった大切な方に、伝えられなかった言葉がある方
  • 幼いころに親御さんを亡くし、記憶がほとんどない方
  • ずっと「心配をかけないように」生きてきた方
  • 介護や看護で、人を支えつづけている方
  • 理由の分からない「満たされなさ」がある方

名古屋でグリーフケアをお探しの方へ

魂蘇セラピーは、心と体と魂を同時に扱う、日本発祥の統合セラピーです。
手技をともなうため、対面のみのセッションになります。

体をゆるめながら進めていくので、「イメージするのが苦手」という方でも入りやすいのが特徴です。
動きやすい服装でお越しください。

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まずは入門講座から

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


※この記事は、ご本人の書面による許可をいただいて掲載しています。プライバシー保護のため、お名前はイニシャルとし、ご家族・ご友人のお名前など個人が特定される内容は省略・変更しています。セラピーで感じるものや変化には個人差があり、同じ体験をお約束するものではありません。医療行為ではありません。

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