40代・Cさん
名古屋の催眠療法士、公認心理師の紫紋かつ恵です。魂蘇セラピーの体験談をご紹介します。
今回ご紹介するのは、Aさん(仮名)の魂蘇セラピー体験です。
Aさんはこの日、「なぜか久しぶりにワクワクしていて…」そんな感覚を抱きながら来てくださいました。
けれど同時に、ここ最近ずっと続いていた苦しさや息苦しさも抱えておられました。10月頃から更年期のような体感が始まり、喉の違和感が強くなり、亜急性甲状腺炎と説明を受けたこと。その影響もあり、自律神経が乱れ、「どうしても呼吸がうまくできない」そんな感覚が続いていたそうです。
さらに、過去のパートナーとのDVやモラハラの体験があり、頭が真っ白になる・過呼吸になる・その場で倒れてしまう、といった、身体が先に反応してしまうトラウマ反応も長く続いていました。
Aさんは、少し考えたあと、こう気づきを語ってくださいました。「根っこには、父との関係がある気がします」
押さえつけられる、理解されない、「謙虚」という言葉で潰されてきた体験。それが、大人になった今も男性や”強い人”の前で萎縮し、迎合してしまうパターンにつながっている。
「もう、繰り返したくない」「体も心も整えて、安心して穏やかに生きたい」
この言葉が、今回のセッションの大切な出発点になりました。
※体調面については、必要に応じて医療のサポートも受けながら、心身の回復を進めていく前提で扱っています。
今回のテーマは「身体に出る反応」
今回のセッションの入口は、Aさんが繰り返し感じている身体に現れる反応でした。強い人の前で縮こまる、顔色を伺い、ご機嫌を取ってしまう、怖さが来ると、呼吸が浅くなる・喉が詰まる。
魂蘇セラピーでは、こうした反応を「直そう」とするのではなく、身体の声として、そのまま聴いていくところから始めていきます。
体をゆるめながら、意識の世界で未解消の感情と「安全」をもう一度整えていく流れに入りました。
身体が教えてくれた、本当の気持ち
ワークに入ると、Aさんの身体はとても正直に反応してくれました。眉間に力が入る、喉の奥が詰まる、「理解されない」という感覚、呼吸が浅くなる。
そこにあったのは、驚くほどまっすぐな愛でした。本当は甘えたい、ママを守りたい、ママが笑うと嬉しい、悲しい顔はもう見たくない、ゆっくり話す時間がほしい。
とても象徴的だったのが、「前みたいに一緒にデートしたい」という言葉。”安心の時間を取り戻したい”という願い。
抱きしめる感覚、一緒に過ごす安心、今ここにあるぬくもり。それらを丁寧に身体に入れていくと、表情が自然とやわらいでいきました。
Aさん自身も、「わかっていたけど、どうしても投影してしまっていた」その苦しさが、静かにほどけていくのを感じておられました。
「ママが元気で、楽しそうでいてほしい」「ママは人を元気にする力がある。それをもっと使ってほしい」
触れ合い、ぬくもり、体温を感じ合うことで、不安は少しずつ「安心」へと変わっていきました。
Aさんは、はっきりとこう感じていました。「子供たちは宝」「私の親子関係と、今の家族は全然違う」「ちゃんと信頼関係がある」
Aさんはすでに、新しい家族の在り方を生き始めている。そのことが、とてもはっきり見えました。
ハイヤーセルフからのメッセージ
セッションの終盤、Aさんの内側の高次の存在からあたたかいメッセージが届きました。
よく頑張った、自信を持っていい、人を笑顔にする力がある、出会いはこれからも続く、あなたを待っている人がいる。
そして、未来のビジョンとして見えたのは、光が溢れる場所、自然に囲まれた空間、世界中の人とつながり安心して過ごせる居場所、美味しいものを囲み、五感が満たされる時間。それは、癒しと平和の”中心”のような場所でした。
「やっと帰ってきた」統合の瞬間
セッションの終盤、Aさんがぽつりと口にされた言葉が印象的でした。
「やっと帰ってきた」
「身体に、魂がぴったりはまった感じがします」
下半身のほうに、太いパイプが通り、エネルギーが流れ出していく感覚。トーラスをイメージするように手を動かされます。
奈良の大仏の前で感じた「地球とつながる感覚」によく似ていると話してくださいました。
そして、こんな気づきも。「枯渇しているのに、頑張ろうとしていた」「満ちてくると、自然に誰かを笑顔にしたくなる」
これは、無理をして生きる人生から、満ちたところから広がっていく人生へ移行していくサインです。
Aさんの体験は、「反応をなくす」ことではなく、反応が起きても、安心へ戻ってこられるその力を取り戻すプロセスでした。
体が教えてくれる声を無視せず、ゆるめ、感じ、受け取っていく。とても優しく支えてくれます。
あなたの心にどう響きましたか?どうかお役に立てば幸いです。




